2013年1月1日火曜日

1月1日蛇年

1月1日
新年そうそう腑に落ちないこともある。

今は琵琶湖にきている。たまに東京をはなれ、湖を眺め、山を眺め、料理や掃除(とインターネット)をするというのもいいものだ。
昨日、おもむろに天然の鯛を購入したので、鯛めしや、筑前煮などをつくる。
下ごしらえの間に来年(もう今年)のwaitingroomのための個展のための制作をする。

琵琶湖にくると福井を思い出す。オバマ大統領にのっかって町おこしをしようとしている小浜市は「そんなことしなくてもいいよ」と大声をだしたいくらい、素晴らしい街だ。
魚がうまくて、サバやハタハタが本領発揮する土地はここなのではないかと思うくらい。この正月も小浜の野村鮮魚店の干物が食べたくて注文したところハタハタがもうなく、キスやアジ、若狭カレイ、小鯛の笹漬けなどを送ってもらった。が、これらもとてもいい味がしている。
福井といったら原発銀座だ。大地震後の放射能問題でもんじゅや若狭湾の放射能汚染を防ぐために、今年は何度、脱原発を目にしただろうか。このことを考えると身体の奥の方が本当に重くなってきてしまうので、ひとまず暖炉の薪をくべることにします。よいしょ。

話を変えます。年末にいきつけの美容室にいった。私はいつも担当の女性に髪型の注文をほとんどしない。おまかせスタイルにしても、彼女なら必ず私の気分を反映してくれる、んだ。んだんだ。なんだか占い師みたいなんです。
で、この度金髪になりました(笑)30過ぎではじめての経験。母には「なにやってんだ」といわれたけど、自分ではとても気に入っていて、写真をfacebookにもあげちゃった。そしたら思わぬ反響と言うか、沢山の方に「いいね!」おしてもらえた。うれしい。

しかし、ひとつ気になることがある。毎度、だれが「いいね!」を押してくれたのしみにしてページをひらくのだが、右はじにあるチャットリストに東谷さんが最近毎回でてきてる。東谷さんは、先日、亡くなったばかりなので、ログインしているわけはないし、ページは名前が表記されているだけで、ログインのしるしのグリーンの点はないのだけど。一体、facebookのルールはどうなってるんだろう。どんな人がリストに表示されるのかわからない。生前にここに東谷さんの名前をみないだけに、とても妙な気分になる。
高校生の当時つきあっていた恋人が99年の東谷さんの企画「時代の体温」展のお手伝いをしていた。その時、「学芸員の人が元マリア観音のメンバーなんだよ!」と聞いて、「げー!美術館とサブカルチャーはとても遠い関係性だと思っていたが、そんなことってなかったんだ!そうだよな〜表現だもんな〜」とぱぁ〜と明るい気持ちになった。それからというものの、美術というエリアに足を踏み入れ今に至が、後にも先にも美術館であのような活動をされている方はいなかったのだった。

腑に落ちないというか、すっきりしないというか、この徒然な感じでブログまた再会するかな。