
さっき、74分1カットという驚愕の映画「ライブテープ」の試写会に出かけてきたよ。
映画の中で歌と演奏で出演している前野健太さんのアルバム、「ロマンスカー」「さみしいだけ」をここ2週間、ほどよく聴いてたので予習はばっちりでした。歌ちょ〜いい〜。
20代前半に、テクノとかレゲエばかり馬鹿みたいに聴いてて「フォークとかの良さがわからない」なんて生意気なことを言っていたアタシですが、随分、成長しているんだな。泪。
映画は・・・、とてもよかった!松江監督よかったです!今まで観た監督の作品の中で一番好きです! ほんとに一回もテープ切ってなかった。笑。
お正月の吉祥寺はとても混んでいて、前野さんがいろんな通行人とすれ違って、歌って行くんだけど、この景色っつーの?自然の人達?(っていえばいーのか?)が魅力的にみえた。この人達、もちろん素人だし、「生きていかなきゃね。」ってチラシに書いてあるような映画の撮影をしているだなんて、まるで思ってないんだろう。
でも、映画の中では前野さんと対等なくらいこの人達の存在が、すごいんだよな〜。
「ズームイン!」とか、ニュースとかそいうテレビにでているくだらない野次馬とは全然ちがうから観て。
また、録音もすごかった。おそらく映像は1カットということなので、タイトルくらいしか編集してないと思うんだけど、音は相当いじっている印象。雑踏の中での前野さんの声、シーンごとに(移動して別の曲に入るときという意味ね。しつこいようだけど、1カットだから、この映画)様々なバランスで聴こえる。1カットでこんなにもいろんな表情がでるのかと、もう、かんどーの域。
歌がいいから、ちょっと泣きそうになっちゃった。
74分で表現する映画の価値ってのが、変わちゃうよね。こりゃ。
ライブ映画といば、マイケルの「This is it」。こちらも、ライブ映画として、かんどーの域。
編集は人をも蘇らしてしまうのか。
それはこれ。これはこれ。フォー!